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特撮大作戦

 モゲラを作る

東宝特撮初の宇宙SF映画「地球防衛軍」に登場したロボット怪獣「モゲラ」をつくり、劇中の名シーンを再現したいと考えた。本当はゴジラ映画を作りたかったのだが、ミニチュア卓上特撮を掲げる当制作チーム(チームと言ってもただ一人だが)にとっては、怪獣の着ぐるみに人が入って演技する滑らかな動きをソフビ怪獣で再現するのは到底不可能だ。しかしながらカクカクとしたロボットの動きなら何とかごまかせるんでなかろうかとずる賢く考えた次第だ。

下に向かって新しい記事になります。

2015年8月  ♪モゲラ製作始動♪

ソフビモゲラ ソフビモゲラ2 ソフビモゲラ3
写真のモゲラはヤフオクで落札した青島文化教材社のソフビキットだ。このキットでロボットの動きをどう表現するかがポイントだが、キットが勝手に動く訳はないので、自分の手でもって動かす事となる。幸いにしてこのモゲラの劇中の手足の動きで目立つ動きはあまり無い。歩行時の足の動きは前景に民家等を持ってきて隠せば済むだろう。ただ、撮影時にキットを手に持って、ノッシノッシとロボットらしく動かすだけでは芸が無いので、頭部に付くアンテナの回転と目を光らせてみようと考えた。ただのソフビ人形を映画撮影用のミニチュアに改造するのだ。ハードルはかなり高くなるが、出来映えも高くなるはずだ。右端の写真はアンテナ回転用のモーターを内蔵するためにボディを二つに分けた。ソフビだからカッターで簡単に切り離せた。

(モゲラ製作に着手したのは2015年8月ですが、この記事は2016年の2月某日の日曜日に、窓の向こうの寒風吹きすさぶ冬空をこたつに入って眺めながら書いています。至福の時間です。)


2015年8月  モゲラ可動作戦

塗装済みモゲラ モゲラギアボックス モゲラモーター
さて塗装も終えてモーターを組み込む作業を行う。モーターで動かすアンテナは頭頂部からV字型に伸びて回転するのだ。出来れば頭部にモーターを仕込みたいが、市販品にはそこに収まるほどのサイズの小さいモーターがない。 仮にあったとしてもモーターの回転数を変換するギアも必要なので、ネットでいろいろ探したが真ん中の写真のギアボックスを買ってみた。ギアボックスの箱絵から、縦に伸びる太いシャフトでアンテナを回し、横に伸びている細いシャフトでモゲラのドリルを回転させれると想像したが、とても頭部に収まるサイズではなかった。

モゲラ改造 モゲラ改造
ギアボックスはキットの腰部のスペースが広いのでそこに収めることにした 二本の足の中にバルサの角棒を入れて、受け台を接着しモーターをネジで固定した上に伸びたシャフトの先にアンテナをくっ付ければ完成するのだ。


2016年2月  モゲラ可動作戦ーその2

モゲラのアンテナ ホームセンターで買ってきた真鍮線と針金 瞬間接着剤の細ノズル
いとも簡単にアンテナが完成したとお思いだろうが、試行錯誤があった。なるだけ出費を抑えて製作に励むのが信条だから、まず工具箱の中の古い曲がった針金や、ゼムクリップをペンチで成型してアンテナを作ろうと試みた。しかし元々グニャグニャに曲がった針金は真っ直ぐに線が整わず、ゼムクリップはV字に曲げるとポキッと折れてしまう。仕方ないのでホームセンターで真鍮線や針金を買ってきた。本番製作前に再度ゼムクリップで試作したところ、一発でいいのが出来たのでそれを使う事にした。
最後の難関はアンテナとシャフトのセッティングだ。シャフトの先端にかぶせる為の何か適当なキャップになるような物がないかと机の引き出しを探していたら、瞬間接着剤の付属品の細ノズルが目に飛び込んできた。
どうです。
記述した文章を見直してふと気がついた。この文章を読んだ人はきっと思うだろう。可動作戦と呼ぶからには、モゲラの各部、例えば腕や足、そして何と言っても地底を掘り進む為のくちばしのようなドリルが動いたり回転したりするのかと。ところがどっこい、可動するのはアンテナがグルグルと回るだけです、旦那。
あ、それから目も豆球で光らせるつもりでごんす 。


2016年4月  ステージの樹木や背景の山並みを作る

樹木製作その1 樹木製作その2 樹木完成品
鉄道模型のジオラマ用に樹木やシーナリーパウダーは豊富にあるからお金を出せば幾らでも手に入る昨今。しかしながら貧乏な我が特撮映画製作会社はなんでも手作りするのだ。
ジオラマ用樹木の自作方法をネットで探したらいくつか紹介されていたが、これはその内の一つ。食器洗い用のスポンジをミキサーでバラし、絵の具を溶かした水を入れたスーパーのレジ袋で着色する。
乾いた色の付いたスポンジにスプレー糊を吹き付け、爪楊枝に盛りつけ樹影を整える。スポンジの素材と糊の相性がどうもマッチしてないようで簡単に接着出来ず、盛り付ける際に手にベタベタとくっ付いて作業がはかどらない。しかも接着が弱くちょっと触れたりするとポロポロと落ちる。スプレー糊以外にも何種類かの接着剤を試してみたが、スポンジがピタッと糊付け出来る接着剤は無いようだ。
麻ひも加工 麻ひも着色 山肌を作る
背景の山はホリゾント用のパネルに筆で描こうと思ったが、ホリゾントは空用で使い回したいので一度山を描いてしまうと消すのが面倒だと思い、今回は山の形に切ったダンボールにパウダーを糊付けする事にした。そのパウダーも買わずに自作した。方法は麻ひもを絵の具で着色しハサミで細かくきざむ。
糊付けした表面の凹凸が、実際の山肌を表現出来るのでないかと思い、手間をかけたがいかがだろうか。
久々のホームページ更新だが、写真のサイズがガタガタでゴンス。


特撮工作室

Tokusatsu Factory

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